雑記34

先週、バイクを定期点検に出したら、前回の点検からあまり走っていないのがバレた。
前回からあんまりメーター変わってないですねと言われ、まぁ色々立て込んでて……と空笑い混じりで返したら、俺の顔を見ずに「はい」と二文字だけで返された。そこのコミュニケーションはもう少し何かあってもいいだろと腑に落ちないまま帰りながら、じゃあ久しぶりに遠いところに行ってやろうと思った。

川崎に住んでいて正直不便なことは何一つ無いんだけれども、強いて言うなら地方の観光地が遠い。行きたいところは正直バイクでフラッと行けるような距離じゃない。千葉へは夏に行った。埼玉に行くくらいなら死んだ方がいい。だから湘南の方、足を伸ばしても箱根が精々だった。
東海道線根府川という駅がある。小田原と熱海の間、ついこの前まで東海道線の中では唯一の無人駅だった。海べりに近く、小さな木造の駅舎の佇まいも素晴らしい。駅前にバイクで乗り込んで、映える写真を撮ってやるのもいいかもしれない。それでこの前の土曜日によっしゃ行ったるでと決意を固めたが、混雑を避ける為に朝の5時に起きるはずが8時に起き、その時点で行く気が完全に失せた。

羽田散歩の記録

それで色々考えた末、バイクには乗るにしても近場にしようと、羽田空港へ行った。ここでやっと本題が始まる。

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空港はいい。ビジネス客を除けば、そこにいる大半の人間が旅行を前に浮足立っている状況だから、例えばそこら辺の乗換駅やバスターミナルなんかと比較しても、歓びの質と量が桁で違う。
羽田は日本一のハブ空港だから、レストランやショッピング施設が充実しているのもいい。飛行機に乗らない人間でも、ターミナルビルをブラつくだけでそこそこ満足できる。コロナ禍も大分落ち着いて、土曜の昼の国内線第2ターミナルは予想以上に活気を取り戻していて何よりだ。

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国内線ターミナルから無料の循環バスで行った先の、国際線第3ターミナルはコレだった。がらんどうだ。
世界的な状況を考えるとやむなしだが、数年前にようやく完成した真新しいターミナルがここまでひっそりとしていると、鄙びたアーケードとか廃墟同然の雑居ビルとか、そういった類のものよりも一層悲壮感が強く見えてくる。

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何年かしてこの異常な状態が治まって再び海外間の往来がオープンなものになったら、この写真も歴史的な資料とは言わないまでも「この頃は大変でしたね」と懐古するくらいの価値は生まれるものだろうか。

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外国人向けにあつらえた、江戸の街並みを模したショッピング街も閑散としていて、特に飲食店は大半が休業か閉店に追い込まれていた。開いている店は精々吉野家くらいのもので、巨大チェーンの強さを思い知らされる。

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国内線第1ターミナルへ行くと、やはり出発を待つ客でごった返していた。この極端な対比もコロナ禍でなければ有り得ないものだろう。
俺もどこでもいいから飛行機に乗ってどこかへ行きたいな。別にUターンして羽田に戻ってもいいから、とりあえず飛行機に乗ってどこかへ行く気分だけ味わいたい。

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コレが現れると年の暮れを意識させられる。
暖かい日が続いているから単に日付を見たところであまり感慨は湧かないが、その季節の象徴を目にすると途端にそういう気分にさせられるな。今のうちにサンタさんにプレゼントしてもらうものを考えておこう……。

根府川はいよいよ寒くなってくる前に行きます、参加者募集中。