雑記20

さよならフェブラリー

豆も恵方巻もチョコレートもロクに食わずに2月が終わった。その間にも暖気に汗ばんだり寒風に震えたりを交互に繰り返し、三寒四温と共に着実に春が迫っている気配を感じるのだった。

相変わらず休みの日に外で人とドンチャンするのも憚られる日々が続くが、それでも折角晴れ間が多い中で家のベッドの上から動かないのも腐るってもので、今月の、特に下旬はよく走りに行った。
この前、走り切ると丁度15kmになるコースを見つけた。河川敷あり古い街道あり急な坂道ありの中々楽しい道中だから、一週間に2回くらい、そのコースに沿って走るようにしていたら、今日の時点で月の総走行距離が93kmになっていた。先月に続き100kmには届かなかったが、割と上出来だろう。

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多摩川は丸子橋から1km程続く並木の終端に、河津桜が数本植えられている。規模的にはささやかなものだが、丁度この時期に満開となる。3月もしばらく過ぎるとそそくさと若葉に装いを変えるが、入れ替わるようにして付近のソメイヨシノが開花し始める。この時期の多摩川は走っていて楽しい。

明日から3月だが、この前の文フリで弊サークルから出したアンソロジー「トラックに轢かれた」に載せた拙作には「マーチ」というタイトルを付けた。
くるりの「マーチ」を聴いていた時、この生温い砂埃に身ぐるみはがされるようなヒリついた質感を出したいと思って書いたものだったが、書いていくうちに曲の雰囲気とは大分かけ離れたものになってしまった。

3月は俗に別れと旅立ちの月という見方をされることが多いが、少なくとも僕の周りで劇的な別れは起らなさそうな雰囲気である。強いて言うなら職場の人事異動で僕が担当から外れるクライアントがいるかもしれないが、やはりこれもあったらあったで面倒なので、何も起こらないに越したことは無い。
劇的な別れと言うとこそばゆいが、直近で一番それらしかったのは大学を卒業した年の3月だった。大学を卒業してから丸3年が過ぎるが、大学時代の仲間内でも頻繁に会う人間と、もう金輪際会わないような気がする人間との差がより顕著になっているような気がする。どちらにせよ、あの頃僕に良くしてくれていた人は皆元気でいてほしい。