雑記10

先週は大体仕事をしていました。
今週も大体仕事をするつもりです。来週も、多分再来週も。

年始大掃除

数年前から計画を立てていた我が家のリフォームがとうとう動き出した。今月末から施工が開始、3月の終わり頃には生まれ変わった家を拝めるらしい。
四半世紀をこの家で過ごしてきて、精々変わったのは風呂桶(父がもたれたら根元から割れた)と湯沸かし器(何故かついでにぶっ壊れた)くらいのものだから、それはもう大変革と言うか、産業革命である。
リフォームされた我が家の完成予想図はモデルルームさながらで、まあ全てが全て新しく綺麗になるらしい。水清ければ魚棲まずとは言うが、長いこと汚い家の汚い部屋を這い回っていた僕だから、あまりにも綺麗になり過ぎると逆に病気になりそうな気がして心配している。だから、これからも今までと変わらず積極的に散らかし汚し続けてやろうと思う。

工事中の2ヶ月間は当然仮住まいに移らないといけないわけで、僕にとっては人生初の引っ越しである。
この三連休、一家総出で家中の荷物を選別した。要らないものは捨て、手元に無くていいものは段ボールに入れて近くのコンテナに預け、家は一気にがらんどうとなった。何故これを年末にやらなかったのか。願わくば僕がいない間に全部済ませてほしかった。
その合間に見に行った仮住まいはトタンも錆びた木造の二階建てで、室内と外の気温差が無かった。隙間風も吹いてくる。これはまずい、生死に関わる。
これから一週間かけて、残った家の荷物をそっちに持って行く。隙を見て、新しい毛布を買い足そうと思う。電熱式のすぐ温まるやつを買って、家にいる時はそれにくるまって一歩も出ない。これで2ヶ月やり過ごして、風邪も引かずコロナにもかからないで春を迎えたい。

二輪

今年の目標は中型二輪の免許を取ってバイクに乗ることである。今のところそれしか無いので、それを達成してしまえば今年はいくら遊んでも差し支えないことになっている。幸せな人間も極まっているのだ。
年末の時点で、教習所には申し込んだ。去年の春の緊急事態宣言で教習を受けられていなかった人の分が夏以降に後ろ倒しになってしまった関係で、新規の受付もそれだけ後ろに伸び、僕の番は2月の半ば以降とのことだった。こればかりは仕方が無い。
僕の運転がゲロカスじゃない限りは春には卒業できる見込みが立つので、そのくらいにまでバイクを納車できればいい。今までの人生で一番高い買い物である、車種に関しては大分前からアレコレと考えていた。

・免許的に400CCが上限
・新車=現行モデルの方が初心者としてはいいだろう
・それも正規ディーラーの店で買った方がいいだろう
・車検はあっても無くても別にいい
・そこまで速くなくとも下道をのんびりと走れればいい
・泊まりでツーリングしたいからある程度積載が見込めるものがいい
・重過ぎるのは厳しい
・外車は維持費が厳しいから国産が前提
・ネイキッドは好み的に最初から勘定に入れず
・フルカウルはカッコいいけど転んで割れたりしたらショックが凄そう
アメリカンは国産の現行が皆無な上に唯一残るレブルも人気過ぎてかなり待たされる
・オフ車は軽いし頑丈そうだし積載も問題無さそうだけど何かこう
・何かこう、ねえ?

考え過ぎてこのザマである。上の条件を全て満たすバイクなんてあるわけがない。高い買い物を前にした時の、僕の悪い癖が見事に露呈した。
そもそも実車を見ないと話も始まらぬということで、自宅から一番近いYSPに行く。そこには去年で生産終了したセローのファイナルエディションが展示車としてあることを知っていた。
実際に見たセローは写真で見た何倍も存在感があってカッコいい。店の人に頼んで跨らせてもらい、足付きも問題無く、俺はこれを買うんだろうなあという気分になりかけた時、店の隅に売約済みのSR400が停まっているのが目に入った。
SR400、40年近く形を変えずに現行モデルに残り続けている生きた化石のようなクラシックバイク。このご時世にセルも付かず、キックスタートオンリーの超偏屈なバイクだが、僕が昔から持っていた「これがTHE バイクって感じ」的なステロタイプ像とドンピシャなデザインだったので、かなり早い段階から候補に入っていた。

「やっぱりアレって人気なんですか?」
「今年最終モデルなんで、プレスリリース前に仮押さえしてる人が結構います」
「もうそういうこともできちゃうんですか?」
「連絡先を頂ければプレスリリースの段階でお知らせしますよ」
「そんな人気で買えちゃうもんなんですか?」
「レギュラーモデルなら買えなくなるってことは無いかと」
「250CCとの維持費の差ってどのくらいになるんですか?」
「そんな大した差は無いです」
「キックスタートって慣れれば行けちゃうもんなんですか?」
「皆ちゃんと慣れるから大丈夫です」

この質問責めにオチは無い。
最終的には店員さんの「最初の段階でカッコいいって思っちゃったなら、それを買った方がいいですよ」という言葉で「ああ、そうだよなあ」と思ってしまった。
思えば、とりあえずレスポールを買おうと思って行ったギター屋でファイヤーバードに一目惚れした時も、店員さんに同じようなことを言われた覚えがあった。最終的にそれは間違ってはいなかった。

店員さんに連絡先を伝え、名刺とSRのパンフレットを貰い、案内があったら連絡しますよとの言葉を貰って帰った。この段階で9割方、SRに乗ることが決まってしまった。
このままうまいこと行って、春か夏かは知らないが、いざ僕が買ったSRと対面した時はもう感極まって泣くかもしれない。この頃は本当に簡単なことで泣いてしまうので、本当に気を付けないといけない。
とりあえずは、今月あるとされているヤマハからのプレスリリースを楽しみにしている。その前に免許を取れって話だよな。