雑記36

土曜/伊豆/うずわ/一碧湖/紅葉/首無しボート

朝早くに車を出してもらって、伊東へ行った。
伊東は東伊豆のさわりくらいの位置にある町だが、それでも都内から車で行こうとすると、何だかんだで3時間くらいはかかる。電車でも2時間程度はかかる。神奈川の延長線上だろと余裕で構えていると、意外とゆっくりできる時間が無いことに気付く。

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日帰り温泉で汗を流した後、駅前の地魚系の居酒屋で昼食をとる。
「うずわ定食」なる未知の名の定食が目玉らしく、頼んでみると、赤身のなめろうと言うか、ミンチのような何かが大皿にベッタリと塗りつけられていて、インパクトは凄い。
最初にそのまま醤油に付けて食べる。次に白飯と一緒に食べる。最後に出汁をかけてお茶漬けにして食べる。デジャヴな手順だなと思ったら、ひつまぶしだ。出汁をかけると、うずわが白く固まって即席のつみれのようになって面白い。
あまり想像の範疇を超えてくることはなかったが、とりあえず「名物を食った!」的な充足があった。観光地の飯はうまいまずいよりも、そこでしか得られないものを得る経験が第一だ。ラーメン発見伝の、あの有名な一コマで言及されていることと大体似たような話かもしれない。

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少し南下して、一碧湖へ行った。
恥ずかしながらこの時まで一碧湖を知らなかったのだが、こぢんまりとして長閑な火口湖だ。

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紅葉を見に訪れる人が多いらしい。
毎年毎年、紅葉でも見に行くかと調べたら大体早過ぎたり遅過ぎたりしてジャストタイミングに巡り会えることがまったく無いのだが、今回に限ってはどうもドンピシャのようで、しっかりとモミジが色付いてくれていた。

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入口側の岸辺の端の方に、首無しのアヒルボートが座礁していた。
トイレの入り口の真正面に佇んでいるもんだからたちが悪い。漏らした奴も一人か二人くらいはいるだろう。

日曜/パルコ/くるり/敬称略

くるりのポップアップストアに行った。25周年を記念して、くるりの地元京都と東京の2箇所で行われた企画で、東京会場は渋谷のパルコだった。

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現地に着いて買うものを物色していると、スーツ姿の関係者のような誰かが、もう一人の誰かに向かって大変丁寧に商品の説明をしている。誰だと思って見てみたら、サバンナの高橋だった。もしやと思って辺りを見渡すと、やはりニューヨークの嶋佐もいて、そして岸田本人もいた。あまり広くはない店内で、僕と岸田が隣合わせで並んでいる。
その日、岸田、高橋、嶋佐の3人でトークイベントが開かれることは知っていたが、まさかこのタイミングで店舗に来るとは思わなんだ。僕は大変ミーハーな人間だから簡単に舞い上がってしまったが、なんとか声をかけるのを押し留めて、さっさと店を出た。
周りのお客さん達も、声をかけるどころかまったく反応もしていなかった(ように努めていたんだと思うが)。くるりファンは偉い。

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合皮のジャケットポーチを2つと、ステッカーセット。
歴代のアルバムのアートワークをあしらったジャケットポーチは、開けるまで何が当たったかは分からない。アンテナとさよならストレンジャーがいいなと思っていたら、図鑑と坩堝の電圧がやって来た。
坩堝の電圧か……」
いや、何が当たろうと決して悪くはございません。大事に使わせていただきます。

雑記35

このブログを作ろうと思った理由の一つに、僕が所属する文芸サークル「またたび七転」があまりにも広報をサボり過ぎてイベントでの頒布数が伸びず、少なくとも宣伝する媒体くらいは用意した方がいいだろうというものがあった。
そうして去年の11月の文フリの開催を機に作った「三白眼社」が、今月で丁度一周年を迎えた。ここ数日のPV数を見るに宣伝の役目を果たしているとはまったく思えないのだが、やらんよりやる方がええの精神で当分は書き続けることにする。こんな感じでしばらくお付き合いください。

文フリ東京お疲れ様でした

第三十三回文学フリマ東京、今回もまたたび七転としてお邪魔させていただきました。今回は新刊「あばよ!」の他、僕の個人レーベル三白眼社からも個人誌「ワンダリング・ジャックに捧ぐ」を持ち寄っての出店となりました。

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緊急事態宣言下で参加者も来場者も少なかった前回とは打って変わって、イベント開始12時の時点で長蛇の列ができるほどの盛況となったそう。
僕らは相変わらず身内相手に押し売りを迫るような形で強引に数を捌いていましたが、新刊はノルマの販売部数をひとまず達成、「ワンダリング~」に至っては早々に売り切れとなりました。BOOTHで販売した分も含めて、これにて本当の本当に完売でございます。これは嬉しい。皆様本当に有り難うございました。

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今回も結局締切大幅超過の状態でなんとか形に仕上げたような状態での新刊となり、正直無事に売り出せるかどうかは、僕らも数日前まで分かりませんでした。杜撰です。
それで宣伝も最低限のものしか打てなかったワケですが、僕らがもうちょい早く原稿を上げていれば、簡単なあらすじを紹介したりすることもできたんだろうなあと今更ながら思っています。毎度毎度そんな反省をしているような気がするな。

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早くも来年5月の第三十四回文フリ東京の申し込みが始まっています。我々は当然申し込み済みです。勿論新刊を用意して参ります。
こうやって動き出しを早く早くしていけば無理矢理にでも書く方向に持って行けるだろう、サークルの誰もが今の段階ではそう考えています。うまく行くといいですね。未来の自分に自力本願です。

とりあえず本日は有り難うございました、是非またお逢いしましょう……。

雑記34

先週、バイクを定期点検に出したら、前回の点検からあまり走っていないのがバレた。
前回からあんまりメーター変わってないですねと言われ、まぁ色々立て込んでて……と空笑い混じりで返したら、俺の顔を見ずに「はい」と二文字だけで返された。そこのコミュニケーションはもう少し何かあってもいいだろと腑に落ちないまま帰りながら、じゃあ久しぶりに遠いところに行ってやろうと思った。

川崎に住んでいて正直不便なことは何一つ無いんだけれども、強いて言うなら地方の観光地が遠い。行きたいところは正直バイクでフラッと行けるような距離じゃない。千葉へは夏に行った。埼玉に行くくらいなら死んだ方がいい。だから湘南の方、足を伸ばしても箱根が精々だった。
東海道線根府川という駅がある。小田原と熱海の間、ついこの前まで東海道線の中では唯一の無人駅だった。海べりに近く、小さな木造の駅舎の佇まいも素晴らしい。駅前にバイクで乗り込んで、映える写真を撮ってやるのもいいかもしれない。それでこの前の土曜日によっしゃ行ったるでと決意を固めたが、混雑を避ける為に朝の5時に起きるはずが8時に起き、その時点で行く気が完全に失せた。

羽田散歩の記録

それで色々考えた末、バイクには乗るにしても近場にしようと、羽田空港へ行った。ここでやっと本題が始まる。

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空港はいい。ビジネス客を除けば、そこにいる大半の人間が旅行を前に浮足立っている状況だから、例えばそこら辺の乗換駅やバスターミナルなんかと比較しても、歓びの質と量が桁で違う。
羽田は日本一のハブ空港だから、レストランやショッピング施設が充実しているのもいい。飛行機に乗らない人間でも、ターミナルビルをブラつくだけでそこそこ満足できる。コロナ禍も大分落ち着いて、土曜の昼の国内線第2ターミナルは予想以上に活気を取り戻していて何よりだ。

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国内線ターミナルから無料の循環バスで行った先の、国際線第3ターミナルはコレだった。がらんどうだ。
世界的な状況を考えるとやむなしだが、数年前にようやく完成した真新しいターミナルがここまでひっそりとしていると、鄙びたアーケードとか廃墟同然の雑居ビルとか、そういった類のものよりも一層悲壮感が強く見えてくる。

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何年かしてこの異常な状態が治まって再び海外間の往来がオープンなものになったら、この写真も歴史的な資料とは言わないまでも「この頃は大変でしたね」と懐古するくらいの価値は生まれるものだろうか。

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外国人向けにあつらえた、江戸の街並みを模したショッピング街も閑散としていて、特に飲食店は大半が休業か閉店に追い込まれていた。開いている店は精々吉野家くらいのもので、巨大チェーンの強さを思い知らされる。

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国内線第1ターミナルへ行くと、やはり出発を待つ客でごった返していた。この極端な対比もコロナ禍でなければ有り得ないものだろう。
俺もどこでもいいから飛行機に乗ってどこかへ行きたいな。別にUターンして羽田に戻ってもいいから、とりあえず飛行機に乗ってどこかへ行く気分だけ味わいたい。

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コレが現れると年の暮れを意識させられる。
暖かい日が続いているから単に日付を見たところであまり感慨は湧かないが、その季節の象徴を目にすると途端にそういう気分にさせられるな。今のうちにサンタさんにプレゼントしてもらうものを考えておこう……。

根府川はいよいよ寒くなってくる前に行きます、参加者募集中。

雑記別冊―またたび七転/三白眼社、11/23(火)の文フリ東京に出ます

早いもので秋の文フリ東京も明後日に控えておりますが、自分の本ばっかり必死に宣伝しておいてサークルのことをすっかり忘れていました。懺悔を兼ねてここに詳細の告知とさせていただきます。

11/23(火)、東京流通センターにて開催されます今年2回目の「文フリ東京」ですが、例によって弊サークル「またたび七転」も4作目の新刊を引っ提げて参加いたします。今回の新刊のテーマは「別れ」ということで、タイトルは「あばよ!」となりました。

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イカした表紙デザインは全て編集の征木君がやってくれました。僕が撮ったB級観光地のカップル専用ウォールアートを投げて寄越したら、血飛沫飛ぶSNS風のデザインにコラージュされました。アイコンは僕の写真が勝手に使われています。
各サークル員の「別れ」をテーマにした短編が計6編収録されております。別れの対象は様々、ペットとの別れ、友人との別れ、「別れ」そのものとの別れ――色々なものがいい塩梅で色々と別れております。
征木君曰く「サークルの雰囲気的にも『別れ』だからってあんまりどシリアスな感じにしたくないよね」とのことでしたが、テーマがテーマなので最終的にまあまあ重苦しい話が多くなりました。中間に配置されている征木君の話だけがいい感じで馬鹿馬鹿しいです。
ちなみに仕様は今までと変わらずA6文庫サイズ、カバー付。価格も同様に変わらず¥700です。当日は新刊の他、前回文フリで頒布いたしました3作目の「毎日がエブリデイ」も僅かではございますが並べておきます。ちなみに1作目、2作目は完売しました、感謝。

また、またたび七転のブースを間借りする形で、先日より頒布しておりましたナカスの短編集「ワンダリング・ジャックに捧ぐ」も10部足らずですが持って行きます。
有り難いことにBOOTHでの通販分は本日付で全て売り切れましたので、お買い求め御希望の方は是非流通センターまで。

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僕らのブースはウ-34となりました。大分コロナの感染状況も落ち着いている昨今ではございますが、くれぐれも感染対策は入念に行って頂いた上で、是非遊びにいらしてください。心よりお待ちしております、何卒。

雑記別冊―短編集「ワンダリング・ジャックに捧ぐ」発売中です

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先日、こちらのエントリにて拙作5編を集めた短編集「ワンダリング・ジャックに捧ぐ」にまつわる告知を行いましたが、昨日11/9(火)よりBOOTHでの通販を開始しております。事後報告ですみません。

お陰様で思った以上の方に購入頂いておりまして、上製本仕様の特装版は早くも在庫が尽きました。有難うございます。通常版はまだまだ在庫余っておりますが別に潤沢な状況ではないので、迷っている方がいらっしゃれば迷わずに買えと叫びたいところです。
ちなみにBOOTHの先の商品ページ、各小説の冒頭の頁がサンプル画像として載っておりますので、こいつってどんな文章書いてるんだろうと思われた方、それぞれのさわりだけ御覧頂けます。全部読みたくば買ってください。

BOOTHの在庫分とは別に、今月23(火・祝)に、東京流通センターにて開催される「文学フリーマーケット東京」でもこちらを頒布予定です。おおよそ10冊足らず持っていきます。
僕が広報を務めている「またたび七転」のブースを間借りする形での頒布となります。運営陣であることをいいことに職権濫用です。場所は「ウ-34」となります。笑顔で待っておりますので、お暇な方もそうでない方も是非お越しください。

そしてこの度購入頂いた方、誠に有り難うございます。特にBOOST頂いた方は格別に有り難うございます。本当にお金が無いんです。財布を叩いても何も出てきません。これでようやくメロンパンを沢山買えそうです。只今絶賛梱包作業中ですので、皆様のお手元に届くまで少々お待ちください。
購入頂いていない方、購入してください。本当にお金が無いんです。